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教師は気づいていたが遊びということで常に処理した
助けに入った俺は逆に犯人に仕立て上げられ、転校先でも壮絶ないじめにあった
壮絶なイジメ
▼以下『

本当にやった復讐 22

』より
236: 本当にあった怖い名無し 2014/01/05(日) 03:08:31 ID:irvOTwsO0
中学時代
倉田が突然クラスにやってきた
転校生というやつでおどおどとしていた
うちのクラスには西村という悪い意味での餓鬼大将がいた
倉田は最初のうちは女子に溶け込んでいたけれど
人の輪の中に入れるタイプじゃなかった
まず凄い可憐だった


グループでいても倉田とその他
美醜っていうのに敏感な年頃だ
すぐに妬み嫉みが女子の中に蔓延していった
そして倉田はそれをどうにかできるほど社交的じゃあなかった
女子からのいじめがクラスで日常茶飯事になると
今度は西村が動き出した
今では犯罪とされるレベルの壮絶ないじめが始まった

教師は気づいていたが遊びということで常に処理した
音楽教師が気づいて一度問題となったが
閉校時間を過ぎてから倉田を除いた全員とその父兄が集められた時
父兄は高校進学など重要な時期に差し掛かっている時の問題を嫌ったのか
証拠もないことを理由に突っぱねた
起こっていたいじめの内容が内容であったので証拠なしなら突っぱねるしか出来なかったんだと思う
おそらくその夜各家庭であいつらは叱られたはずだ
二度と倉田に変なことをするなと

一週間後
倉田が西村を始めとした何人かに連れていかれるところをみかけた
関わりあいになるとろくな目には合わないとはおもったが
俺は倉田のことがよくわかっていた
俺も内気だったからだ
なかなか友達と打ち解けられない
幸い俺はどうでもいい存在という立ち位置を確保できていたけれど
倉田のことが自分のことのように胸が痛かった

237: 本当にあった怖い名無し 2014/01/05(日) 03:09:03 ID:irvOTwsO0
 
見張りの山岸がお前も混ざるかと安心した声でいって通されたその先で
猿轡かまされてまっぱだかにされた倉田が西村のつきつけるカッターに怯えて
なすがママになっているのが見えた
「さすがにあんなのかわいそうで俺はやれないよ」
そういいながら警察を呼ぶ決意をして立ち去ろうとした

「おい、そいつ逃すな。絶対人呼ぶぞ」
俺は取り押さえられ結局一部始終をその場で見届けることになった
やるだけやった十人をこすクラスメートは熱気が覚めると途端に怯え出した
一人がこれってもう刑務所に入るレベルなんじゃねと言ったからだ
「いいこと考えた。そいつを犯人にすっぞ」
西村が俺を指さしていうと倉田にのしかかった
脅迫となだめすかすのを繰り返しながら犯人をあいつにしておけと繰り返す西村に
倉田が泣きじゃくりながら何度も頷いた

犯人たちが呼んだ担任教師が
犯人たちに脱がされた上で取り押さえられた俺を見て
一度西村の顔をじっとみた
気づいてくれたと思った俺はこれで助かったと思ったが
すぐにこいつはまずいやつが最初にかけつけてきたと思い直した
「おまえ、なんてことをしたんだ」

それから先はめちゃくちゃだった
保健室のおばちゃんだけは多分善意だったんだろうが倉田を綺麗にしてしまった
俺が犯人じゃないという証拠はそれで消された
本来警察を呼ぶべき話に警察はでてこなかった
全部オレがやったことにされて
俺は顎に障害が残るほどおやじと兄貴にタコ殴りにされた
倉田は親父が家を抵当にいれてこさえた金を受け取って転校していった
238: 本当にあった怖い名無し 2014/01/05(日) 03:10:20 ID:irvOTwsO0
俺のいうことは誰も信じなかった
それくらい被害者本人が俺が犯人だと言うことは
プロが関わらない時には重大な証言になった
学校は学内で起きた重大な事件隠蔽のため
倉田とその親はやりなおすための金のため
加害者たちは罪から逃れるため
用意されたのが俺だった

高校三年間は壮絶だった
あの時の犯人12人は俺がいつ本当のことをしゃべるかビクビクしてたんだろう
転校先にまで気づいたらビラが撒かれて俺はそこでも壮絶ないじめにあった
誰も俺のいうことなんか信じはしなかった
高校の間で転校二回
家では兄貴のサンドバッグにされていた

最初俺は倉田を恨んだ
助けようとしたのに何でこんな目に合わせるんだと
次第に数の多い悪党どもに怯えているから弱い対象を恨むんだと自己分析ができた
次に西村以外を恨んだ
最後に倉田を除いたあの時のクラス全員を恨んだ
でも出来る事はなかった

高校中退で土建屋の下請けで生活した
やがて真面目にやっているらしいことを聞きつけて叔父夫婦が連絡をとってきた
引き取られる形で俺はもう一回子供をやりなおした
18歳で高校に再入学し20で卒業
そして22でようやく大学受験に成功した
そのまま新しい人生を謳歌するつもりでいた
239: 本当にあった怖い名無し 2014/01/05(日) 03:16:07 ID:irvOTwsO0
入学した先の大学に畠山と名を変えた倉田がいたのはなんの冗談だったんだろう
向こうは最初俺に気付かなかったが俺の方はひと目でそれと気づいた
最初はあいつも辛かったんだろうと接触を自分に禁じたが
恨み事の一つも言わなければ気がすまなかった

「よう倉田。あの時俺助けを呼びに行こうとしたんだぜ。西村は変なとこ勘がよかったな」
図書館司書を手伝う形で毎日図書館に遅くまでいる畠山の元へ行き
どうしてもこれだけは言わずに済ませるものかと整理して用意した言葉を投げた
畠山は目を丸くしたあと膝から崩れるようにその場にへたり込んだ
「ご、ごめ」
「謝るな。聞きたくない。俺の立場じゃお前も加害者の一人だけどな。
お前のそれは西村の分だろ。ただひとつ叶えて欲しい望みがある。
今度は、何も言うな。俺が犯人だとも俺とおまえを除いたクラス全員が犯人だとも。
沈黙が俺に利する。そのくらいなんのコメントもしないでいてくれれば
勇気出してどうこうとか言わないからさ」
「え?」
「過去からの刺客ってやつだ。西村の人生を破壊する。その間だけ沈黙してくれればいい」
「……や、やめて。私」
納得したかどうかは確認せずに立ち去った。
240: 本当にあった怖い名無し 2014/01/05(日) 03:19:55 ID:irvOTwsO0
久しぶりの故郷は相変わらず
空気はうまいが反吐が出る住人だらけだった
最後まで叔父夫婦に迷惑をかけたくないという思いがあった

今はこういう連絡簿はない学校も多いらしいが昔はそうじゃない
正義の味方を気取った西村もその家族の大半も当時の連絡簿のままの住所に家があった
西村の足取りはすぐにつかめた。ちゃんと大学まで卒業して既に結婚
しかも、地元ではそこそこ知られた造り酒屋に婿養子入りてんだからウケる

で、とりあえずは協力者が必要と先に足場固めに手を出した
元担任教師の顔を拝みに行った 今ものんきに我が憎らしき母校にいたよ
面会を求められた時のあの顔といったら
倉田にあの時の真実を話すよう説得を続けて成功させたといったら
やっぱりあの時こいつは真実に気づきながら俺を切り捨てていたらしく
連絡簿に住所までのった教師の立場では怖くて西村に逆らえなかったと打ち明けた
土下座しろというと即座にそうした。自分から床に頭を叩きつけるような有り様だったので
うるさいからやめろといいながら後頭部を踏みつけてやると得も言われぬ快感だった
タマがきゅっとすぼまり、身の引き締まる思いがした

元担任はどうやら裏を取ろうとしたらしい。その時に俺は畠山が俺の懇願を想像以上に聞き入れてくれたことを知った
ダメ押しで俺がどのようなめにあったのか手紙にしておいたのが効いたらしかった
畠山は俺に対する償いとして俺に協力すると約束してくれた
だから俺は、ためらいなく貯金を切り崩して畠山を呼んだ
241: 本当にあった怖い名無し 2014/01/05(日) 03:26:29 ID:irvOTwsO0
造り酒屋の若主人になった西村は太っていた
元担任と俺と畠山の三人のコンビネーションを見るなり
あいつは必死になって外ではなそうとしていたが俺は構わずに言った
「へえ。これが罪を他人になすりつけてのうのうとしてるクズを見抜けなかった間抜けじじいかよ。
 はじめましてボケ老人、さっすが古いだけの看板をかかげてるカビの生えた酒屋のバカだなおい」
隣にいた立派な法被の老人の顔を見てせせらわらってやると西村の顔が青ざめていった
奥から、赤ん坊を抱いた老婆が出てきた
老人はすぐさま激怒して俺に掴みかかってきた
「あの時の、暴行の被害者は私です。倉田と言います。私はそこの男に家族皆殺しにされると脅されて
しょうがなく彼が犯人だと偽証させられました。実際はその男とクラスの11人の男子です」
「う、そです。うそです!こいつら、はっあたまおかしいんです」
やっと西村が声を発したが声が怯えきっていていかにも心当たりがありますというような声だ
老人は俺の襟を絞める手をゆるめた
「本当なのか?おまえ、あの…村田のワルガキ……だよな」
「そう。そこのクズとクラスメート全員と学校に冤罪なすりつけられて地獄味わったその糞村田」
「おい…こりゃあ…なんで被害者同伴で村田のがきが。うぉい…おい!どういうこった!村田の…ちゃんと話せ」
俺達は担任教師がイジメに向き合わないことに増長して
女子総出のイジメがはじまってそれに男子が合流し
最後にはあの事件がおこって
俺が犯人に仕立てあげれれたところを超えて俺のその後の家庭内での虐待や親に捨てられた事まで話した
老人は途中でわめきちらす西村を遠ざけて西村の奥さんを呼んでこさせて俺たちの話をきかせた。
奥さんの方は嘘よとかでたらめだとか言った。多分恋愛結婚だったんだろう
243: 本当にあった怖い名無し 2014/01/05(日) 03:33:29 ID:irvOTwsO0
「そんでおまえはどうしたい」
「これが俺の目的そのもの。
俺はね。倉田に今から本当の犯人を訴追しろなんて頼めない。
やっと得た平穏を俺が最後まで手放したくなかったように、こいつは今も手放したくないはずだ。
なので、こいつらがしくさったように、あくまで裏で。
こいつが思い描いてた人生ってやつをこうしてめたくそに破壊してやるわけです。
で、こいつがずたずたにされたのを知って、あの時の他の連中
…事件に至る原因をつくった女子連中も含めてね
そいつらが、いつ自分に復讐の手が及ぶかわからないって怯え暮らして
一生落ち着かないまんま苦しんでくれたら、最高に気持ちがいいんですよ」
声が自然と上ずって唇の端がつりあがる
泣きながら笑っていたのを自覚した
「あんた…まさか……」
老人が顔をぐしゃぐしゃにした
「多分、とっくに壊れてた。あー気持ちが良い。
西村、有難うな。お前のその惨めな姿見てたらホント気持ちがいいんだわ。
ほらズボンの上から見てもわかるくらいだろ。ハハ、ハハハ」
「かわ、いそうなことを。 なんてかわいそうなことを!
その上、てめえよくもうちの娘に近づきやがったな!」
「嘘だ!嘘だ! そいつらの言うことデタラメだ!
そいつ狂ってんだろ!そいつ最初っからそんなだったよ!
俺は、違う 俺は見てただけだ。
寺下ってやつがやったんだよ。そ、そいつが犯人だ」
見苦しく西村は嘘の上塗りをしようとした
「なんてやつだ。 誰かこのクズつまみ出せ! その赤ん坊もだ!
そんなやつの餓鬼孫なんて可愛がれるか」
「いや!お父さん!いやああああ!!」
…満足した俺は三人でその場を後にした。
245: 本当にあった怖い名無し 2014/01/05(日) 03:45:07 ID:irvOTwsO0
元担任は俺の西村相手の有り様をみてもう一言も会話をしようとはしなかった
多分あの当時あのイジメクラスに怯えていた以上に俺に怯えていた
畠山は、なぜか俺の腕を抱え込んで離さなかった
学校に行き、同窓会名簿をコピーさせて受け取った

東京に戻ってから俺たちは「祝 西村夫妻離婚」という見出しのチラシをつくった
途中からは畠山も参加して素敵な西村人生崩壊劇の報告書をまとめ
最後に気が向いたら復讐にいきますという一言を添えて
人数分封筒に入れて送った

あれから二年で実行した復讐は三人
いまでは同窓会名簿も消息不明が増えている
宛先不明で戻ってくるからわかるのだ
報復されるまえに逃げたんだろうが別に追いかける気もない
にげなきゃいけないと思うくらいに恐怖しているやつは
きっと一生怯えて暮らす俺はそれを思いながら恍惚とする
念を入れて中学生当時の実家に送っておくだけで完了だ

幸いにして元担任は俺が口には出さない本当の償いをしてくれた
あいつは勤務先で起こった別のいじめ事件に今度は真っ向から挑んだ
そして加害者をちょっとてひどくぶん殴りすぎたらしい
もうあの学校にはいないから協力出来ないと言って謝ってきた時
使えないクズだなといいながら俺は心底それをこそ嬉しく思った
言葉じゃなく自分の身を危うくしてでも催促されずに態度で誤って欲しかった
結局最初に欲していた謝罪はいまだたった一人からしかもらえてない
謝れないやつは一生俺の玩具として苦しめばいい

こんな俺を見かねたといって償いと称して畠山は俺の側にいる
次は誰を玩具にしようかというたびに畠山は泣く
その意味がもうわからない
248: 本当にあった怖い名無し 2014/01/05(日) 07:36:01 ID:RNg5aMdu0
>>245
自責の念の涙とまだ苦しんで報われていないお前さんをなんとかしたいというこみあげてくるような想いじゃないか?

ゆっくりでいいから、周りの事とこれからの人生を考えられたらいいと思います。

過去は変える事は出来ないけれど、未来は自らの手で作り出す事が出来る。それだけ辛い目にあった人間はそうそう居ない。

貴方なら大抵の苦労は苦労ですらないでしょう。貴方が前を向いて歩き出した時、同じ悲しみを味わう人がこれ以上増える事が無いように力を発揮するでしょう。
247: 本当にあった怖い名無し 2014/01/05(日) 07:33:05 ID:Ozitj7V+0
いじめの主犯格数人を再起不能ににして何度も刑務所行って自殺した人を思い出した


LINK:【復讐】「あいつらが全員、自殺するまで止めねぇ」※閲覧注意※
元スレ : http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1387468806/>
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この記事へのコメント
(∩´∀`)∩ コメント大歓迎 ヽ(^o^)丿

 コメント一覧 (6)

    • 1. 通りすがりのほのぼのさん
    • 2014年08月09日 20:23
    • くっさ
      夏休みだねえ
    • 2. 通りすがりのほのぼのさん
    • 2014年08月10日 01:36
    • アメリカであった復讐の話を思い出した。
      といってもイジメじゃなく、牧場主が自分の牧場の牛を盗んだウシ泥棒を追い詰めて絞首台に次々送った話。
      (西部開拓時代の話で余罪もあったので犯人は捕まったら絞首刑。)
      その牧場主は何年にもわたって犯人グループを個別に追い詰め、捕まえて裁判にかけた。
      最期は牧場も人手に渡り、妻とも離婚し、安酒場で亡くなったが、死んだ時の顔はとても満足そうだったとか。
      復讐が人生の目的になってしまったんだろうな。
    • 3. 通りすがりのほのぼのさん
    • 2014年08月12日 01:11
    • 読んでないけど、いきなり倉田とか出てきて意味不明
    • 4. 通りすがりのほのぼのさん
    • 2014年08月21日 15:43
    • レイーポされたいじめられっ娘を助けようとしたら
      逆に自分が犯人にされてしまい地獄を味わったが、
      数年後に加害者に復讐した
      たった三行で終わる話を長々と・・・
    • 5. 通りすがりのほのぼのさん
    • 2015年01月28日 22:13
    • なんかラノベみたい。
      こんなひどい話はネタであって欲しいと思うけど、ネタならネタで、俺カッケーみたいな自分に陶酔してるかんじが痛いし、何よりそんな自己満足の為に年端もいかない女の子がレイプされる話を本当にあったことのように話すこいつの神経が信じられない。
    • 6. 通りすがりのほのぼのさん
    • 2017年10月05日 10:00
    • ぎりぎり読みきったけど文章下手すぎかよ。
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