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愛猫

心霊ちょっといい話

[80] レオン 2007/06/06 10:45
猫も忘れない

この間風邪をこじらせ、会社を早退した。
一晩寝たら治ると思ってたが、次の日目が覚めたら体が動かなかった。
枕もとのポカリ飲むのがやっとで、マジで這う事も出来ない。
鞄の中で携帯が鳴ってても、そこまでたどり着けない。
その内目の前が真っ白になってきて、あーこれヤバいと思いつつ意識が飛んだ。

そしたら思いっきり鼻を噛まれて目が覚めた。
忘れてたんだが俺は一人暮らしで、猫(メス・推定5歳)と住んでいる。
不規則な仕事なんでこいつのメシと水は、三日分くらいストック出来る自動給餌機使ってるんだが、起こしに来たって事はメシが無くなったって事だ。
それにトイレ掃除もしてない。

これはいかん、と思って死に物狂いで布団から這い出した。
時々ふっと意識が途切れたが、その度猫に噛まれて覚醒。
何とか部屋の真ん中まで来たところでまた携帯が鳴った。
必死で出たら会社の同僚だった。
何か言ってるが、全然頭に入ってこない。
とにかく体が動かない事を伝えた所で本当に意識が飛んだ。

次にハッキリ目が覚めたら病院にいた。
医者の話を聞いて驚いたんだが、俺は過労と栄養失調から風邪がこじれて肺炎になりかけていたらしい。

ついでに早退した次の日と思ってたら、既に三日経っていた。
熱で意識がぶっ飛んでいたらしい。
同僚が来て救急車を呼んでくれなかったら、本当に死んでいたそうだ。

付き添っていてくれた同僚に礼を言った後、猫の世話を頼んだ。
迷惑とは思うが、メシと水とトイレの始末してもらえば後は何とかなるから
そう言ったら、同僚がちょっと変な顔をした。

「いや、猫いなかったぞ?つーか、猫の物なんか無かったぞ」
覚えてないが救急車で運ばれる前、俺はずーっと猫の事を言い続けていたそうだ。
だから世話をしようとしてくれたそうだが、猫もいなければ給餌機もトイレも見当たらなかったらしい。
「仕方ないから、コンビニで猫缶買って開けてきたけどさ」

そんな訳無いだろ、と言い掛けてぞっとした。
何で忘れてたのか分からんが、猫はもういなかった。
3月の頭に車に轢かれて死んで、あいつの使っていたも物全部処分した。
その事言ったら、今度は同僚が青くなった。
俺が電話に出た後ろで、猫がでかい声で鳴いていたそうだ。

[82] レオン 2007/06/07 23:08
落書き

割と大きな病院に通院していました。
ある日、男子トイレの洋式の方に入り座ると、ドア裏に小さな落書きがあったのです。

『 入院して二ヶ月 直らない もうだめだ 』

そして二週間後(その落書きの事はすっかり忘れていたのですが)、またそのトイレに入りました。

…ドア裏は落書きでいっぱいいっぱいになっていました。
『頑張れ』『ガンガレ』『必ず良くなるぜい!』等々。

しかもその後、トイレはペンキ塗り直しされたのですが、そのドアだけはそのままだった。
[83] 和也 2007/06/11 10:23
ええ話や・・・
[91] ユーマ 2007/06/19 09:24
うちの祖父の話。

終戦後日本に引き上げ、その直後病死。
看病していた祖母がふと「この国はどうなっていくんでしょうね」
と漏らしたところ、
祖父は咳き込みながらもこう言ったという。

「大丈夫だ。俺は信じているからね。あの子(息子。我が父親)や、多くの子供達がやがて大きくなってこの国を支えてくれる。
さらに、その子供達も。
俺は、今いる全ての子供達、孫達を信じている。 大丈夫だ、あの子達ならこの国を立派に背負っていってくれる。
だから、俺の仲間達も安心して散っていけたんだ……」

父も、そして今は祖父と同じ墓の下で眠る祖母も、この話をよく聞かせてくれた。
今の自分より若くして逝った祖父よ、今の日本はあなたが望んでいた通りの国だろうか、
とふと思うことがある。祖父が「信じている」と言ってくれた中には自分も含まれている。
そんな祖父や、戦争で亡くなった人々の思いに恥じない生き方をしたいと、改めて思う。
[92] 田中 2007/06/24 12:37
ええ話や・・・涙
[95] ユウジ 2007/06/26 11:46
忘れられない会話

これは俺が中学生の時の体験で
恐怖感はあまり無く、今でも思い出すと不思議な気持ちになります。

中学二年の二学期に、急性盲腸炎で緊急入院しました。
定期テストの前だったのでよく覚えています。
明け方に腹痛を覚えてそのまま救急車で運ばれ、即日入院で手術に備えました。
手術は翌日に決まり、痛み止めを服用してその日は病室で横になっていました。
病室は6人用の大病室でしたが、入院患者は僕と、その隣の人しかいませんでした。
夕方、仕事を終えた母が着替えや身の回りのものを持って見舞いにやって来ました。
しばらく話をしていると、60歳くらいのお婆さんが病室に入ってきました。
隣の人のお見舞いのようでした。母が「これから一週間ほどですがお世話になります」
と挨拶すると、向こうも「若いですからすぐに元気になりますよ。こちらこそよろしく」
と微笑んでくれ、とても感じの良い人でした。

お婆さんは、隣の人のベッドのカーテンの中に入り1時間ほど話してから帰っていきました。
面会時間が終了して、母も家に帰りました。
その夜、僕は翌日の手術のことを考えて少し興奮し、すぐに眠れませんでした。
すると隣のカーテンの中から話し掛けられました。

「やぁ、この病室に入院してくる人は久しぶりだ、ここ何ヶ月か1人だったから退屈だったよ。どうして来たんだい?」
と聞かれました。
声の感じから、どうやらさきほどのお婆さんの旦那さんのようです。
優しい声でした。
「盲腸です。今日の朝に急にお腹が痛くなってしまって・・・テストもあるんですけどね。
」 などと、僕は学校のことや部活のことなども話しました。
母が帰り心細かったので話相手が欲しかったのもありますし、相手のお爺さんの声が優しかったのでスラスラと話せました。

お爺さんは笑いながら話を聞いてくれて
「若いというのはそれだけで素晴らしいね。大病で無くて良かったね。」と言ってくれました。

私は、悪いかとは思いましたがお爺さんにも入院理由を尋ねてみました。
「もう悪いところが多すぎて、何が悪いという訳でもないんだよ。寿命と言うには早いが私は満足しているんだ。おそらくもう退院は出来ないだろうけれどね。」
と言いました。

内蔵の病気を併発しているとのことで、確かに長く話しているとつらそうでした。
僕は、急に悲しくなって「そんなことはない、僕は先に退院するけれど、お見舞いにも来るしいつか退院できますよ。」と言いました。
自分が病気になってみて、どんなに心が弱るか少しだけ分かった気がしていたので、元気づけられればと思ったからでした。

お爺さんは笑いながら僕にお礼を言ってくれました。
そして次の日、僕は手術をしました。
全身麻酔だったのでその後の半日を眠ったまま過ごしていました。

目を覚ますともう夕方を過ぎており、ベッドの周りには母と父が待っていました。
あと1週間ほど入院して、経過が良好なら退院できると説明されました。
しかし気になったのは隣のお爺さんのベッドが空いていたことでした。
病室移動かもしれないと思い、その時は、退院する日に挨拶をしにいこうと思った程度でした。
[96] ユウジ 2007/06/26 11:46
経過は思ったより順調で、5日ほどで退院の日になりました。
僕が入院道具を整理していたらあのお婆さんがやって来ました。
僕がお爺さんのことを聞こうと思いましたが、お婆さんが涙目なのに気がついてすこし動揺しました。

するとお婆さんは
「あの人が手紙を書いていたのよ。渡すのが遅れてごめんなさいね。」
と僕に手紙を渡してくれました。

そこには「最後の夜が1人でなくて良かった。ありがとう。元気に育ってください。」
そいうような内容が乱れた字で書いてありました。

話を聞くと、お爺さんは僕が手術をしていた日の午前中に容態が急変して、そのままお亡くなりになっていたそうです。
僕は泣きながら「僕もあの夜はお爺さんと話せて安心できました。心細かったけれどとても優しく話をしてくれた。」
とお婆さんに言いました。

するとお婆さんは不思議そうな顔をして説明してくれました。

説明によると、お爺さんは喉の腫瘍を切り取る手術が上手くいかずに、声帯を傷つけてしまったために話すことはもちろん、声を出すことはほとんど出来なかったらしいのです。
最後の手紙は、恐らく亡くなる前日の夜に、自分なりに死期を悟って書いたのだろうとのことでした。

今でも、あの夜にお爺さんと話したことを思い出します。あれはなんだったのでしょうか。
不思議だけれど、あの優しい声は忘れないと思います。
[97] 大チャンママ 2007/06/27 17:10
良い話ですね。なんか心が温まりますね..。
[98] ミレイ 2007/06/27 18:21
とても良い話でした(^^)
元スレ : http://thebbs.fc2.com/35198!/
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この記事へのコメント
(∩´∀`)∩ コメント大歓迎 ヽ(^o^)丿

 コメント一覧 (5)

    • 1. 通りすがりのほのぼのさん
    • 2014年04月05日 19:06
    • やべぇ。全部泣いた
    • 2. 通りすがりのほのぼのさん
    • 2014年04月05日 22:40
    • イイ話だなぁ~(;_;)
      ホッコリした。
    • 3. 通りすがりのほのぼのさん
    • 2014年04月05日 23:18
    • 目と鼻から汁がでたじゃないか…
    • 4. 通りすがりのほのぼのさん
    • 2015年05月06日 01:10
    • ねこのはなしがわからない。
      同僚は電話した時に猫の声聞いてるのに、
      ふつーに、猫いなかったぞと言ってて、猫がとっくに死んでると知った途端にゾッとするの?
    • 5. 通りすがりのほのぼのさん
    • 2015年05月28日 22:38
    • 猫の話に出てくる猫さんは3月に亡くなってる。
      で、話の主は冒頭「この間」と言ってるがこの話の時期は6月頭から見て「この間」、5月下旬頃を指してると思われる。
      なのに電話口で居ない筈の猫の必死な声が聴こえてきたから電話の相手だった同僚は怖くなった。
      …ってことじゃないのか?
      猫さん缶詰貰えて良かったね~、って呑気に思ってたら※4に不思議な気分にさせられたわ
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