私は父に対して、低学歴だから…と見下すようになっていった。
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嗚咽
- 170: copy 2000/11/26(日) 14:15
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小学生の頃、自営業を営んでいた父を、ませたクラスメイトがミナちゃんのお父さんは低学歴だからお豆腐屋さんなんだね!と馬鹿にした。
私は深い意味も考えずに少しづつ父に対して、低学歴だから…と見下すようになっていった。
せめて自分は、高学歴の男と一緒になろうと思った。
子を持ったとき、自分の父を尊敬してもらいたかったからだ。
それが愛情だと信じた。
結婚した相手はミナの望み通り、高学歴の男だった。
結婚前の漠とした不安はあったものの自分では上出来だと思っていた。
数年経ち、男は仕事のストレスを全て家に持ち帰ってはミナに当り散らした。
厭味をいうのは日常茶飯事だった。
「ただの飯炊き女」
「俺がいなければ生きていけないのだから、せいぜい奉仕しろ」など
外面の良さとは裏腹なだけにミナには耐え難いものになっていった。
結婚前の不安は的中した。
ミナは母にも愚痴をこぼす日が多くなった。
離婚さえ頭をよぎった。
ある日。普段は酒を飲まない父が珍しく泥酔し、ミナの家を訪れた。
そしていきなり夫の前に土下座すると
「この子は、本当に大切に育てた可愛い娘なんです。頼む、幸せにしてやってください」
と頭を垂れた。夫は激怒した。
足元の覚束ない父を担ぐように夜の町をミナは実家への道のりを歩いた。
「ミナは、本当にいい子なんだ、大切な娘なんだ…」
父のつぶやきがミナの耳を何度も打つ。
お父さん、ごめんなさい、ごめんなさい。
ミナは人目もはばからずに涙を落とした。
ミナは、離婚に踏み切った。
心配顔の父に、久しぶりに屈託のない笑顔を向けながらミナは言った。
「心配しないで。私、今幸せだから。今度はお父さんみたいな、家族想いの優しい人と結婚しようかな」
- 171: 大学中退**才 2000/11/26(日) 16:10
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>>170
ありがとう。
希望が見えてきました。 - 172: 大人の名無しさん 2000/11/26(日) 21:09
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>>170
いいお父さんだ。
高校時代の同級生が「自分の父親は中卒だ」と屈託なく言った奴を思いだした。
あいつもお父さんのことを尊敬してたな。 - 173: 大人の名無しさん 2000/11/26(日) 22:34
- 両親の実家に久々に帰ろうかな…
- 174: 名無しさん@お腹いっぱい。 2000/11/27(月) 21:27
- うんうん
- 元スレ : http://mimizun.com/log/2ch/middle/973086841/
(=゚ω゚)ノ コメントについてのあれこれ
1.スパム防止の為、URLは貼れません。httpのhを抜いてください
2.エロや差別的なキーワードにはフィルタが掛かって書けない事があります
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コメント一覧 (11)
一般的に高学歴と言われる医学部に入った人間でも人間性は終わってる奴はいる。僕みたいに。
アクセサリーではなく人そのものを見抜けるようにならなきゃダメだね。
突っ込みどころ多すぎる
自分を磨こうって考えにならない辺りまじカスい
女性だと、良妻賢母だなぁ?!